読書メーターの雑感を忘れないように

読書メーター - あなたの読書量をグラフで管理
http://book.akahoshitakuya.com/

読書メーターというサービスがあって、おれはそれで本を管理している。
といっても、マンガや図書館で借りた本の感想・メモなのだけども。

それで、読書メーターを使っていると、自分の読んでる本をジャンルワケで本棚として作ったり、自分が読んだ本の感想に「ナイス!」ボタンで他のユーザから投票されたり(FacebookWassrの「イイネ!」みたいなモン)、またユーザー同士でコメントのやり取りなどもあったりする。
でも、これがやりたくて、おれはこのサービスを使っているワケではない。
一番やりたいのは「本の感想をストレートに書いていい」こと。
これが、一番、この読書メーターのウリだと思う。
そして、これって、他のサービス(ブログやSNS)だと、実はちょっとできなかったり、気を使ったりするポイントだと思う。

たとえば、週刊少年ジャンプというマンガ雑誌がある。
まあ、おれはもう読んでないのだけども。
これって、月曜日に発売されるのが一般的なわけですが、中には日曜日に早売りしたり、もっと早いと土曜や金曜の夕方に発売されてる地域(お店)もあったりするわけ。
で、ジャンプの読者はこぞって、そうした早売りで「誰よりも先に読みたい」という欲求がわく。
でも、そうした早売りで買えなかった人に対して、「今週のジャンプはこうなんだぜ!」って内容をネタバレで話すのは、反則だと思うんだ。

いや、なかには、ネタバレに対して全く問題ない人もいる。
むしろ、どういう展開なのか聞かせて欲しい!って人もいる。
そうした人は、ネタバレした話を、もう一度自分が読んだときにも楽しめるタイプだ。
でも、ネタバレを嫌う人も多い。
自分の目で、一番最初に読んだときの「どきどき感」を大事にしたいっていうか、極力他の人の感想を聞きたくない人もいる。
おれは、この後者のタイプ。

自分が読むまでは、他の人の感想もネタバレも、一切知りたくない。
たとえ、その作品が超面白くても「今回の話は○○が面白かった」なんて、聞きたくない。
逆に、その作品が本当につまらなかったとしても「買ったけど、損するくらいつまんない」って話も、実は聞きたくない。
もしも、教えてくれた人が、親切心で「イマカがお金を無駄にするのを黙っておけないからネタバレしてあげよう」なんて思ってるとしても、余計なお世話なのだ!w
むしろ、黙ってるか、ココロのそこで(あ〜あ、買っちゃったよ、あの作品に金払うのもったいない)と思ってニヤニヤしててくれ!

な、もんで、不意なネタバレって、結構、気を使う。
おれ自身が誰かにネタバレをしてしまう危険性もある。
また、よくあるのがTwitterWassrなんかで、感想をぽろぽろつぶやく人たち。
当然、その人たちは「ネタバレしてやろう!」なんていう悪意はなくて、普通につぶやいてるつもりなんだ。
でも、おれは気になる、気になってしまう。
特に、自分が好きな作品なんかだと、もう、ホントかんべんして下さい!って感じ。
なので、そうした感想をつぶやく人は、そっとフォローから外したりする。

そこで、読書メーターの出番。
このサービスの良い点は、さっきも説明したけど「読書の感想をネタバレを気にせず書ける」ところ。
この一点につきる。
なぜ、読書メーターが良いかというと「ネタバレ防止機能」がついているから。
たとえば、いつか読みたい本を、読書メーターで発見したとしよう。
そのページには、既にその本を読んでいる人たちが感想を書いている。
もし、ここにネタバレ防止機能が無ければ、その本が「面白い」のか「つまらない」のか、はては「その作品の大どんでん返しのオチ」の感想すら、目にしてしまうかもしれない。
でも、読書メーターには、ネタバレ防止機能が実装されたので、感想はすぐには目につかないように配慮されている。
他の人の感想を読みたい場合は、「ネタバレ防止オフ」のボタンを押せばいいだけ。
実は、読書メーターに似たサービスで、ブクログというweb本棚サービスがある。
おれはそちらも使っていたのだけど、このネタバレ防止がないため、今は読書メーターを主に使っている。
それくらい、ネタバレがあるかないかというのは、重視する。

でもって、読書メーターTwitter連携の話である。
読書メーターには、Twitterと連携する機能が実装された。
そして、これが一番やっかいなのだが、読書メーターでコメントを書いて投稿すると、Twitterにも自動的にポストしてしまう機能なのだ。
たとえば、本の感想として書いた核心部分も、ぽろっとTwitterでツイートされてしまう。
これがとっても、実は気になる点で、おれはTwitterでネタバレツイートをしたくないために、連携を外すしかないのである。
実は、コメント以外でもTwitterに同時投稿できるモノとして

  • 読んだ本に登録したとき
  • 読んでる本に登録したとき
  • 積読本に登録したとき
  • 読みたい本に登録したとき
  • ナイスした時
  • お気に入りに登録した時
  • つぶやいた時

などを、連携するかどうか選べるのだ。
いやいや、むしろここに「本の感想」を連携するかどうか選択できたら、とてもよかったのだが。
おれなら、「読んだ本に登録したとき」はTwitterに連携して、あとはコメントも含めて連携しない、と設定したいところだ。

でも、ないものはないので仕方ない。
ネタバレを振りまくくらいならば、Twitter連携は解除するしかないな、とおれは思う。
読書メーターを、Twitterを使っている人にも広めたいがために、Twitter連携があるのだろう。
しかし、これは読書メーターの「ネタバレを気にせず感想を書ける」というセールスポイントから、少しずれてしまっているのだ。
もったいない。

もし、読書まとめサービスなどで「ネタバレを防ぐ機能」があれば、そちらも使わせてもらうかもしれないが、今のところ、読書メーターが一歩リードしていると思う。