レンタルCDのうしろめたさって

おれがレンタル屋さんを利用するのって、だいぶ遅くて、たしか社会人に出たくらいだったと思う。
いや、普通にレンタル屋さんは身近にあったけども、それを利用するのは、なんだか「うしろめたさ」があったのよね。

レンタルCDって、もちろん違法ではない商売だけど、これをレンタルしてダビングするのが、どうしてもこう、うしろめたいっていうか…。
ある種の後ろめたさを、ずっと感じるのがあって、あんまり借りるの好きじゃない。
だったら買うよ、ってなっていたなぁ、ずっと。

CDをレンタルして、CDからカセットテープ(ってもうないけど)にダビングするのが、まあ、おれはしなかった。
それほど音楽を聞くような生活でもなかったから、それでも困らなかったけどもね。

おれが、レンタルCDを利用するようになるのは、音楽をコンピューターに取り込めるようになった、というのが大きいかもしれない。
ようするに、音楽の圧縮はあるけど、借りてきたCDをコレクションして、PCに保存できる、ってのが大きかった。
うちに、PCを購入したのが社会人になってすぐだったので、そこから、CDをレンタル屋さんで借りて、おそるおそるPCに取り込んだりしてね。

それと、その頃、携帯音楽プレーヤーを買ったのも大きかったと思う。
自分の持ってるCDは、ホントに数が少なくて、「大量の音楽を持って出かけられるのが音楽プレーヤーのメリット」なのに、それが全く活かせないっていうかね。
たしか20GBくらいの容量があったのだけど、もう、すっかすかっていうか。
それで、CDを買い足すには、ちょっと予算ないし、借りる10分の1以下の値段でCD借りれるなら、そっちの方がいいかっていうことで。

いまは、レンタルCDは、あまりうしろめたさないな。
が、今日、TSUTAYAに久しぶりに行ったら、レンタルマンガも普通に置いてあって、そのへんがおれにはまたギャップがあった。
マンガは、漫画家の労力とか考えると、もともとがものすごく安価なものなので、それをレンタルにしちゃうと、漫画家さん干上がっちゃうんじゃないの?って思うし。
いや、レンタルにした分が、ちゃんと、漫画家さんに還元されてるのが、不安っていうかね。
それじゃなくても、ブックオフとか、漫画喫茶とかで、マンガの回し読み的な扱いが増えてるのに、これ以上漫画家さんの収入減るのは、ちょっとな。
って、なんで、こんなに、漫画家さんの収入の肩を持つかというと、そのジャンルが本当に好きだから、対価を払いたい気持ちが強いってのがある。

じゃあ、CDやDVDはいいの?ってあるけど、そっちは「試し買い」するには、高いのよね。
アニメのDVDだって6000円くらいするのあるし、それで失敗した日にはがっかりするし。
なら、レンタルDVDで一度みたらいいやっていう気がする。

あー、なんだか、全然話の結論的なものを見失うかんじなので、この辺でいったん。