房中術と射精と風俗と

タイトルがアレすぎるけども、ちょっと思ったことをメモ。

西遊記の世界を知っていくと、道教の考え方にふれることもある。
また、西遊記の解説本などにも、書いてあるのだけど、西遊記は射精をめぐる話だったりする。

道教での、不老の秘訣のひとつに、気を練ったり、丹を練ったりするというのがあるが、それには「射精をしない」という教えもあったりする。
射精をしないことが、精気を漏らさないことが、気をもらさないことにつながり、気を充実させるという考え方。

男性の場合、射精すると、たしかに疲労感があって、それはだるさや眠気につながる。
男性が射精した直後は、寝てしまうことが多いのも、精気を漏らすことで、気力が失われるため。

って、道教的な考え方をのべると、なにか怪しげなことに思われるかもしれないが、普通に西洋医学的に考えても、射精することで失われる部分があるのは確か。

Wikipediaで射精についての記事を抜粋すると

射精の勢いと射精液の量
射精液の液量には個人差が大きく、通常の射精では約2 - 6ミリリットル(ティースプーンからテーブルスプーン程度)の精液が放出されるといわれるが、数滴しか出ない場合や逆にこれを超える例もあり、その幅は広い。
射精後、精嚢に精液が満たされるのに2 - 3日間かかるため、前回との射精間隔が2 - 3日未満だとその液量は少なくなる。個人差はあるが、4日以上経つと精液は夢精として自然排出されるか、体内でたんぱく質として吸収されてしまう(当然、3日目まで蓄積された精子は、精液の量に反して活性が低い)。

精液の出る勢いについては、立って真横に射精した場合、数十センチから数メートルにも及ぶ。ただし、前回の射精からの間隔が短い場合には、陰茎から沁み出すようにして射精する例もある。

射精一度あたりの射精液が含む精子数もまた個人差が大きいが、通常1億〜4億程である。また、1日に作られる精子の数は5000万〜1億程である。この数に影響を与える因子は数多くあり、最後の射精からどのくらいの時間が経過したか、睾丸の置かれた温度環境、射精までに要した性的興奮の時間、年齢、テストステロンのレベル、個人差、精液の量などに依存する。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%84%E7%B2%BE

一回の射精で、1〜4億の精子が放出されるとある。また、一日に作られる精子の数は5000万〜1億とのこと。
これで言えば、毎日射精していると、精子の生産量に追いつかなくなる計算になる。

また、それでなくても、一回の射精で多いと4億の細胞が、自分の身体から体外へと排出されたら、それは精気が漏れているというのは数値的にも実感できると思う。

房中術では、セックス中の精液の放出をおさえる技術だけど、これはすなわちオナニーにも全く同じ事が言える。
2ちゃんねるなんかだと、「オナ禁」スレなどという、オナニーをガマンするというスレがあったりするが、オナニーはしても射精はガマンした方がよい、というのが道教的な考え方だなと思う。

男性の快感の絶頂は、必ずしも射精を伴う必要はなく、また射精をしなくても絶頂に達するような方法「ドライオーガズム」などもあると聞く。
女性は、男性の場合と違い、絶頂に達したとしても、精液の放出のように具体的に細胞が何億と身体から失われるようなことがないので、オナニーでもセックスでも回数の制限は不要なんだと思う。
話は変わるが、風俗などで女性が一日に何度もそうした営みができるのは、精気を漏らすことがないまま 絶頂できるためだと思う。
もし、これが男性だった場合、一日に何度もそうした行為は行えないと思う。
体力的なモノと言うより、精子の生産が間に合わないと思うだろうから。

ここまで書いて、話のオチを考えずに書いてしまった気がしてきた。
どうするかな。
西遊記好きのおれとしては、道教の房中術のいっかんとして、精を漏らさないようにして、気の充実をはかろうかしら。
って、セックスする相手がいるかっていう根本的な話はアレなのですがね。