マンガを捨てる話

掃除について書いてみようかしら?って思ったのは、いま、さっき、掃除が終わったから。

おれの部屋は、ハッキリいって、完璧に「汚部屋」だった。
うん、自慢じゃないけど。
でも、いまは、わりとスッキリ部屋になってきた。
というか、いや、ホント、だいぶスッキリしたのよ。

理由は二つ。

  1. モノを捨てたこと
  2. 掃除する、を習慣化したこと

で、この二つだけを書いてみようかな、と思うけど、まあそうはならないのが、おれのブログかしら。

まず、はじめに思ったのは、掃除をしない部屋に慣れてしまうと、気が滅入るということ。
だんだん、汚れていくと、自分の部屋にいたくなくなる。
というか、見て見ぬふりというか、ダメな部分をどんどん肯定するような気持ちになる。
あと、部屋を見るたびに「プチ自己嫌悪」みたいなのになって、ますます散らかっていく感じ。
負のスパイラルになるのですな。
結果、なんだか足の踏み場もない、カオスフィールド、になる。

でもね、おれは思った。
これでは、いかんと(当たり前)。
どう、いかんかというと、部屋の混乱しているのは、つまり、「その人が住んでる空間」が混乱しているだけじゃないから。
人間って、自分のまわりの空間も含んで、人間っぽい。
なので、部屋の空間は、その人自身の延長ともいえて、部屋が混乱している=その人自身が混乱している、のと代わりがない。

まあ、カオスフィールドから産まれる、混沌としたモノを、まぜまぜまぜあわせて、それを世の中に発表することで、成り立つような「お仕事」というのもあるにはある。
たぶん、それは、何かを創造して発表するような、作家とか芸術家の一部の場合。
でも、やっぱり、すっきりした環境で取り組む方が、そうした人たちもスッキリ整理して、考えることもできるかもだから、やっぱり掃除はした方がいいんじゃないかしら。

って、もう、話がそれまくりの脱線しまくり。
部屋の掃除のまえに、文章を推敲して整理するのが大事、って感じ。
順序立てて、話してみようか。

(1)整理整頓サイクル
混乱した部屋にすむ人が、一番のぞむのは「ああ、このごちゃごちゃの部屋を、スッキリ整理したいぜー!」ということ。
どうしたら、整理ができるのかしら?
整理整頓できる人と、出来ない人って、何が違うのかしら?
そういうノウハウのマンガで、おれが好きなのは、『必要なものがスグに!とり出せる整理術!』必要なものがスグに! とり出せる整理術!」という作品。
このマンガには、整理整頓するサイクルを身につけるまでの話が載っている。
要約すると、同じ用途のモノは1カ所にまとめる、がテーマの本だ。
これができれば、整理整頓のサイクルが手に入れられる、はず。
でもね、これは片付けマンガの第二弾なのです。
部屋が混乱して、ごちゃごちゃになっている人には、この本を読むのは、まだハードルが高い。
というか、この前作から学ばなくてはならないのですよ。
整理整頓、をする前に、まずやることは「捨てること」です。

(2)とにかく捨てる!
お掃除する、ということは、部屋の中の不要なゴミを掃除すること、なのは当たり前ですね。
あれも、これも、取っておきたい、という気持ちは、おれにもよく分かります。
が、でも、それができるのは、あれもこれも取っておいても大丈夫なスペースがある場合のみ、なのです。
自分の部屋という限りある空間には、置いておけるキャパシティがあり、その限界をこえると、一気にモノがたまり出します。
あれです、たとえるなら、ブラックホールです。
ブラックホールって、太陽の何百倍、何千倍というような、すごーく超重い星が、その大きな重力を持っているために、どんどんまわりのものを引きよせて、ついには光さえも吸い寄せて、光さえも脱出不可能な暗闇を手に入れる状態です。
お部屋も、これと似ています。
お部屋の中にモノがあふれてくると、ある程度のレベルを超えると、モノ同士の重力というようなモノが発生して、モノがモノを呼び、お部屋が混沌としたブラックホールルームになります。
って、まあ、「ブラックホールルーム」って言ってみたかっただけですがw
とにかく、そうした、お部屋を何とかしたい!と思ったら、モノの重力を減らすことです。
モノを部屋から減らして、部屋に置いておけるキャパシティまで、モノを捨てることです。

『片づけられない女のためのこんどこそ!片づける技術』片づけられない女のための こんどこそ! 片づける技術
というわけで、このマンガを、読んで共感したおれは、まずは捨てることにしました。

捨てたモノで、一番多かったのは、マンガです。
おれの場合、捨てたモノの八割はマンガだったと思います。
とにかく、何冊捨てたのか分かりません。
ブックオフに持って行ったり、欲しい人にあげたり、とにかく大量に捨てました。

しかし、捨てる基準が難しい。
マンガを、集めることが唯一の趣味と言っても過言ではないおれにとって、何をすてるかは、問題です。
基準は二つ。

  1. 読み直すことで「やる気」が出てくるもの
  2. 人気のあるなし出はなく、自分が本当に好きかどうか

で選びました。

最初に捨てようと思ったのは、18禁マンガのあれこれです。
以前は、18禁マンガで読み終わったものに関しては、ハルキチ先生に引き取ってもらっていました。
と言っても、ハルキチ先生は女性なんです。
男のおれが読んだ18禁マンガを、ハルキチ先生に引き取ってもらうって、なんか、よくよく考えると変です。
いや、まあ、相手は、そういうのでも全然おkな人なのですが、まあ、やっぱりちょっとアレなので、とにかくは処分するという方向で、捨てました。

エロマンガの場合は、割と処分をしようと思うと出来るモノです。
ようは、自分にとって「当たり」か「ハズレ」か、もっというと「使える」か「使えないか」です、から。
そういう、シビアな目で、取捨選択していくと、「これもイラナイ」「こっちも不要」と、どんどんバンバン捨てられるようになります。
これが、不思議なのですが、ブラックホールルームはどんどんモノを集める働きがあるのですが、一度ものを捨て始めると、逆にどんどん捨てる働きがまわりだします。
いわば、ブラックホールルームの反対のホワイトホールルームです(って言いたいだけですね、はい)。

そうして、あらかた、エロマンガを捨て去ったおれは、今度は普通のマンガも捨てることにしました。
最初に立ち返って、再読しても面白いマンガか、そうじゃないか、ということで捨てる基準にしました。
マンガは、どんどん新しいモノが出てきます。
おれの部屋にも、どんどん新しいシリーズが増えていきます。
それでも、やっぱり古いマンガでも捨てられないモノもあります。
捨てられないマンガの代表は、『ジョジョの奇妙な冒険』のシリーズは、全ての巻を残しています。
逆に、そうした長編シリーズで捨てることができたのは『ワンピース』です。
捨てたのは、1〜60までの、前半シリーズです。
これは、読み返しても、もちろん面白いのですが、「今すぐには読み返さなくてもよい」という判断と、もう一つ「もしかしたら完全版が出るだろう」という判断です。
また、本当に読み返したくなったら、いつでも本屋に行けば手に入るだろう、というのも大きいです。
マニアックなマンガは、一度手放してしまうと、なかなか改めて入手することができませんが、『ONE PIECE』のように、日本で一番売れている漫画なら、それこそいつでもまた集めることが出来ます。

こうして、どんどん、マンガを処分しました。
買って間もないマンガでも、読み返さないだろうのは捨てました。

って、ここまで書いて思った、これ、掃除の話まで行かないわw

だめだ、一度仕切り直そうか。

というわけで、これは、マンガを捨てる話に、他ならなかった。
失敗><