3月のライオン2巻を読んで

ネタバレありなので、2巻を読んでない人は、読まないほうがよいエントリー。
おれは1巻の感想で

でも、この作者が描きたいのは、将棋のみの世界ではなくて、「失っている登場人物」が「どう満たされていくか」なんだろうと思うのよね。
3月のライオン1巻を読んで - イマカコミライ@はてな
http://d.hatena.ne.jp/imakakomi/20090828/1251411043

と書いたのだけど、そうではなかった。
むしろ逆だった。
「どう満たされていくか」ではなく、「どう失っていくか」を見せているのだ。
将棋の世界では、負けたら失う世界であり、シビアな勝負の世界もきっちり描かれている。
そして、負けたら失う世界という現実をつきつけられて、それでなくても失う悲しみを知っている主人公の桐山君は、つねにつねに苦悩している、ようだ。
1巻は、桐山君をとりまく人たち(主に三姉妹)を描くことで、ある種のほのぼの感すらあったのだけど、2巻ではそこを変えてきている。
1巻の世界、2巻の世界、見せているのは違う角度から、でも同じ世界で、そう見る角度が違うと、見えるもの、見える世界がかわっていく、そんな感じ。
3巻では、どういう風に見せてくれるんだろうか。
どう広がっていくのだろうか。


気になるな、うむ、うむ。
じっくり読もうと決めたので、1冊ずつ買っている。
そう、まだ次巻は買ってないのだ。
明日、次巻を買おうと思っていたら、妹(↓)から、「全巻持ってるよ」とさらりと言われて、おれ動揺(18:38:32)。
つか持ってるなら借りればよかったw
しかも、『ハチミツとクローバー』まで持ってるらしい。
「おにいちゃんが少女漫画読むとは思わなかったから」だって。まあ、そりゃそーだわな。
つーことで、おれの買ってしまった1巻2巻は、すぐにでもさしあげられますw
次巻は妹に借りますのでw


あとあと、そう1コマだけ、2巻のネタバレをするとですね、↓のページがすきっすw

これは三姉妹の家のお風呂のシーンなのだけども、この湯沸し器っていうか、えーとフロ釜っていうか、これこの左の金属のさー。
すっげー懐かしいわーw
あと、三枚のお風呂のふたね。
これで、熱くなってるお湯の上の方と、そうでもない下の方を、ぐるぐるーぐるりんとお風呂のお湯をかきまぜんのよね。
草津よいとーこー、一度ぉーわーおいでー、みたいなね。
にゃふ、懐かしいわー、おれお風呂当番だったわー、とかw