3月のライオン1巻を読んで

同じ作者の『ハチミツとクローバー』を、読んでない。
また、この作品についても、前情報は「将棋のマンガ(?)」くらいしかなかった。
でも、WassrのTLでちょこちょこ流れてきていたので気になった。
読んでみたら、うむ、将棋マンガとして楽しむこともできるけども、おれとしては動物マンガの方に、まずは目がひかれた。
まわりでジャレつくネコたちの表情や、訴えかける「めしめし」攻撃などが、つねにほっとさせてくれるから。
登場人物のだれもが、何かを「失っている」という、暗くなりがちな展開を、ネコたちのほっとさせる描写でバランスをとっているのかもしれないな。
将棋マンガというと、『月下の棋士』を思い出すのだけど、それを意識はもちろんしているようで、ところどころに「月」という文字が出てくるし、タイトルは『3月のライオン』だし、またまんま『月下の棋士』のシーンもあるしで。
でも、この作者が描きたいのは、将棋のみの世界ではなくて、「失っている登場人物」が「どう満たされていくか」なんだろうと思うのよね。
タイトルの意味も、1巻ではまだ明かされない。
この先、どうなるのか気になる、うむむ。
でも、一気に読んではイケナイような気がして(なぜかはワカランが)、ちょっとずつ買おうと思う。
今日は2巻を買おうっと。